夜の市場

米10年債利回りは5.02%——5%の線の上である。当デスクが昨日の朝に読んだ5.006%から、わずかに上にある。水曜の米国現物市場は小幅安で引けた。S&P500種は7,551.81(−0.45%)、ナスダック総合は25,978.42(−0.01%)。動いたのは「小幅」の範囲内で、それ以上ではない。誰が売ったのか、その理由を当デスクは持っていない。持っていないものは書かない。

アジアと欧州

アジアと欧州は、ニューヨークが引ける前に水曜を終えた。アジアは静かに堅かった。ハンセン指数は24,713.79(+0.19%)、日経平均は63,922.78(+0.69%)。欧州はもう少しはっきりと堅い。DAXは25,537.75(+0.53%)、FTSE100は10,688.47(+0.28%)。東京と香港は今朝、アジアがまだ値段を付けていない水曜の米国市場を受け止める。

為替・金利・商品

ドル円は155.05、円は0.32%軟調。ドル香港ドルは7.8449。ユーロドルは1.1537(−0.12%)、ポンドは1.3456(−0.29%)。今週動いているのは商品で、方向は同じだ。WTIは102.01ドル——週初の105ドル前後から後退した。金は4,263.40ドル——同じく週初の4,350ドル前後から。どちらも変動欄は空である。当デスクは水準だけを記す。暗号資産は小幅安で、ビットコインは75,739ドル、イーサは2,396.28ドル。

今日の見どころ

静かなものは静かなまま書く。板の上の問いは、5%が床になるのか、それとも下からもう一度試される線になるのか。答えるのは取引であって、当デスクではない。まずアジアが値をつけ、ロンドンとニューヨークが上書きする。当デスクの板には、今日決着しなければならない予定はない——それ自体が今週の状態である。

今日の一数字

63,922.78——日経平均の水曜終値である。0.69%高。実際に値がついた終値であって、気配ではない。

今日の一読

円は対ドルで155円台にある。本誌マーケットの〈154円台の円キャリー取引——再び混み合う出口〉は、この静けさの下の力学を整理している。低金利の円で調達し、高い利回りを買う——構造は単純で、但し書きは「円が動かなければ」の一行に尽きる。日経平均が高値圏で推移する平穏の下で、ポジションは静かに積み直されている。問いは出口の混み具合であり、それは静かな日のほうが測りやすい。