欧米市場の終値
火曜の米国現物市場は下げて引けた。S&P500種は7,585.73(−0.45%)、ナスダック総合は25,981.57(−0.78%)。米10年債利回りは5.006%をつけた——5%の上である。ただし上回った幅は0.006ポイント、0.6ベーシスポイントにすぎない。当デスクが前夜に見た水準は4.998%で、「5%目前、まだ超えていない」と書いた。今朝は超えた。超えた、それだけである。
アジアと欧州
アジアと欧州は、ニューヨークが引ける前に火曜を終えた。ハンセン指数は24,667.25(−1.00%)。日経平均は63,483.88(−0.01%)——マイナス記号のついた横ばいである。欧州は軟調ながら秩序だった。東京と香港は今朝、火曜の米国の水準を初めて値段に付ける。
為替・金利・商品
主役は円である。ドル円は155.00、節目の水準で、円は0.62%軟調。ドル香港ドルは7.8445。動いているのは原油だ。WTIは105.32ドル——当デスクが前夜に記録した101.29ドルから4ドルほど高く、100ドル台はしっかり維持している。金は4,287.50ドル。暗号資産は今週の上げを返した。ビットコインは75,832ドル、イーサは2,405ドル(前夜77,023ドルと2,480ドル)。
今日の見どころ
水曜の問いは火曜と同じだが、一つはもう板の上に答えが出ている。長端は5%の上にあり、超え幅はこれ以上小さくできない。当デスクが見るのは予想ではなく行動だ。この水準が今日保たれるか、整数の線が「前」から「後ろ」に回ったことで誰かの行動が変わるか。まずアジアが値をつけ、ロンドンとニューヨークが続く。静かな朝は答えではない。先送りである。
今日の一数字
155.00——ドル円の水準である。円は0.62%軟調で、節目に座った。当デスクが持っているのは水準と方向だけだ。理由は書かない。
今日の一読
昨日この欄が数えていた「5%までの距離」は、今朝ゼロになった。その5%が日本にとって何を意味するのかを、本誌マーケットの〈5%の米長期金利——円キャリーの燃料とデュレーションのコスト〉が分解している。論点は二つ。円キャリーの燃料は5%ではなく、日米の短期金利差(約2.8ポイント)にある。5%の上に乗っているのはデュレーションへの報酬だ。修正デュレーション約7.7の10年債は、1ポイントの上昇で価格が8%前後動く。ヘッジコストを引いて残る利回りが国内10年債を下回るなら、持つ理由のほうが先に消える。0.006ポイントは、この計算の中身を変えない。