週末の動きを五分で。香港デスクから。

週末の市場

月曜朝の香港。板はほぼ動いていない。金曜の引け以降、株式も債券も取引がなく、画面の数字は金曜の最終気配が週末を越してきたものだ。例外は原油。新しい週の最初のセッションが開き、102ドル前後でやや上。値がついているのは、この板ではこれだけだ。理由について、当デスクに確かな説明はない。

アジアと欧州

金曜のアジアは軟調、欧州は堅調。以降どちらも取引はない。日経平均は64,011前後で引け、金曜だけで約2%安。ハンセン指数は24,806近辺、0.6%安。FTSE100は10,650、DAXは25,569。いずれも金曜の終値だ。

為替・金利・商品

ドルは週末を挟んで動いていない。ドル円154.04、ドル香港ドル7.842、ユーロドル1.1592——すべて金曜の気配。米10年債利回りは4.969%で5%のすぐ下。金は4,342ドル前後。週末を通して動いたのは暗号資産で、方向は下。ビットコインは7万6,000ドル台へじり安、イーサは2,475ドル前後。

今日の見どころ

今週の上に乗る数字は二つ。5%に張り付く米10年債利回りと、100ドル台の原油だ。どちらも先週つけた水準で、板が戻って買い手がいるかが最初の試験だ。数時間後に始まるアジアの時間がまず答えを出し、ロンドンとニューヨークが上書きする。円の側では、金利差がこのままなら円を調達して米国を買う計算がまだ合う、という問いが154円に集まっている。

今日の一数字

154円——ドル円の水準。動いていないからこそ意味がある。この数字が動くとき、動くのは為替だけでは済まない。

今週の一読

円キャリーの出口がどれだけ混んでいるかは、値段ではなく積み上がり方を見るしかない。本誌マーケットの「154円台の円キャリー取引——再び混み合う出口」は、2024年8月の清算が何を露出させたかを、いまの条件で読み直している。個人の持ち高で見るべきは資産側ではなく調達側——為替ヘッジ比率と、保有ファンドに潜むキャリー性だ。出口の幅は、静かな日に測っておくものだ。