夜の市場
月曜の米国現物市場は下げて引けた。S&P500種は7,619.98(−0.48%)、ナスダック総合は26,186.41(−0.56%)。週末から持ち越した気配ではなく、実際に値がついた終値だ。同時刻、米10年債利回りは4.998%まで上昇した。5%の目前——今週で最も近いが、超えてはいない。株安の理由について、当デスクは確かな説明を持たない。
アジアと欧州
アジアと欧州は、ニューヨークが動く前に月曜を終えた。ハンセン指数は24,917.61(+0.45%)、日経平均は63,492.77(−0.81%)、FTSE100は10,697.57(+0.44%)、DAXは25,440.81(−0.50%)。東京は今日、この水準を引き継いで寄り付く。朝の板に今日の値はまだない。
為替・金利・商品
ドル円は154.55で円は0.33%軟調。ドル香港ドルは7.8434、弱サイドの保証水準に近い。ユーロドルは1.1551、ポンドは1.3495。動いているのは原油だ。WTIは104ドル台から102ドル前後へ反落、100ドル台は維持。金は4,293.50ドル——水準のみを記す。暗号資産は底堅く、ビットコインは78,428ドル(+2.27%)、イーサは2,526.21ドル(+2.11%)。
今日の見どころ
今日の問いは月曜と同じ二つ。違うのは下に実際の取引がついたことだ。長期金利は5%を超えずに張り付くのか、原油は100ドル台を守ったまま下げるのか。まずアジアが値をつけ、ロンドンとニューヨークが上書きする。円の側では、調達コストと輸入コストが同時に高い——円安は輸入物価を、米長期金利は外貨建て資産の割引率を押し上げる。当デスクは方向を予想しない。先に動くのはどちらかだけを見る。
今日の一数字
0.002ポイント——米10年債利回り4.998%と5%の距離である。今週いちばん近づいて、まだ届いていない。5%は心理的な線であって技術的な線ではない。
今日の一読
5%の米長期金利は、日本にとって利回りの大きさの話ではない。本誌マーケットの〈5%の米長期金利——円キャリーの燃料とデュレーションのコスト〉は、この数字をヘッジという関門の手前と向こうに分ける。短期金利差約2.8ポイントをヘッジコストの近似として4.96%から引くと、残るのは2%台前半——国内10年債の2.92%を下回る。円キャリーの燃料は5%ではなく短期の金利差にあり、5%の上に乗っているのはデュレーションへの報酬だ。修正デュレーション約7.7の10年債は、1ポイントの上昇で価格が8%前後動く。持つ理由のほうが先に消える——その静けさを、静かな日のうちに測っておく。